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対話・探究型鑑賞法ベースとした地域文化芸術資源を運用した展覧会企画の展開プロジェクト

実施日/実施期間

通年

実施場所

岡山県

岡山県岡山市北区 岡山シティミュージアム(岡山駅直結)

活動における重点テーマや目標

作品の鑑賞体験によって、コミュニケーション能力の向上や、異なる学問領域の応用と、他者との相違を自覚し、認め合う、多様な社会性を、若い世代に体験、考察を促すための企画展覧会を組成する。

活動の概要

福武財団が管理する、国吉康雄作品による『福武コレクション』や、株式会社ベネッセホールディングスが所有する近現代のアート作品の『ベネッセ・コレクション』による、対話する力と、探究を促す機会の創出を試みることを主眼とした企画展覧会を実施してきた。展示計画では、『対話・探究型鑑賞法』が、会場内で行われることを前提にした作品選びや動線の設定が行われている。これまでに、2013年の香川県直島のベネッセハウスミュージアムを皮切りに、2016年からは、岡山大学国吉康雄研究寄付講座が、この研究と検証に取り組み、横浜市、和歌山市、岡山県瀬戸内市、宇都宮市、熊本県宇城市、熊本市、岡山市の美術館で実施した。

活動の特色

・企業と大学による展覧会の組成という新しい手法により地域芸術資源の運用と保全を地域に改めて発信する
・開催地域美術館のコレクションとのコラボレーションにより、双方のコレクションの特徴や地域性を生かした展覧会を共同企画
・開催地の教育機関での『対話・探究型鑑賞法』の出前講義やギャラリーツアーなどを実施
・美術史的な解説に留めず、作品制作時の背景や制作当時の世相や事件、作家の交友関係を織り交ぜ、鑑賞者の関心を様々に喚起させるための展示解説
・計画段階から岡山大学の学生が参加し若者の文化への視点と地域との関わり方や接点を育む活動
・来場者数(ワークショップ、出前講義の参加者含む)約4万5千人

・・・企業メセナ協議会会員

ジャンル

美術

継続活動

(2013年 活動開始)