活動における重点テーマや目標
地域由来の文化・芸術資源を発信し、その活用を学校現場や地域市民に促すことで、地域に関する歴史や課題を、地域で共有し直し、文化や芸術資源を地域のために運用し、地域で保全する意識を醸成する。
活動の概要
岡山大学の通年の教養講義という形で、受講生が調査、企画立案、運営を行う。まず、受講生達は、ワークショップ形式で、地域の文化・芸術資源の現状や、地域において、利便性や教育、福祉分野の課題解決が試みられた結果、地域コミュニティが再形成され、文化的サービスに格差が生じているなどの問題について考察する。この間にも、受講生達は地域に出向き、取材を行い、地域の文化的ポテンシャルやニーズを取材し、企画に反映することを試みる。また、イベントでは、美術工作ワークショップと、地域資源に関する講演活動などを実施。この成果は、報告書にまとめられ、関係機関で共有される。
活動の特色
・岡山大学が中心となり、地域市民、行政、教育機関、企業などによる協働の取り組みとなっている。
・対象年齢は、全世代であるが、特に子ども、子育て世代、高齢者との交流を学生が仲立ちするようなシステムを取っている。
・体験に加え、大学の研究をベースにした講演活動や、海外や東京からの研究者を招いてシンポジウムの開催など知識や新しい情報の提供も行う。
・音楽、演劇、映像制作と様々な表現ジャンルの融合を行ない、これを東京からクリエイターを講師とし招き、地元市民、学生を指導。地域の市民、学生の手で作り上げてきた。
・これまでに3回開催し、のべ2779人の参加者と、70名の学生、市民が制作に携わった。
