活動における重点テーマや目標
DNPの企業理念「人と社会をつなぎ新しい価値を提供する」の実現に向け「多様な価値観と対話する文化の醸成」のため、誰もが美術と気軽に出会い「創造性/想像性」に富む対話が育まれる契機の提供を目指します。
活動の概要
フィンランド国立アテネウム美術館とともに、超高齢社会における美術館やアートの意味を考えるプロジェクトとして、心の働きや記憶への作用を反映した美術鑑賞プログラムの開発を行っています。これまでに実証・研究のためのワークショップを日本・フィンランドで実施するとともに、中間報告を含めたセミナーを一般・関係者向けに開催してきました。本年9月以降は、プログラムを国内外の美術館へ貸出し、普及活動を行っていきます。
活動の特色
三つの視点から、このプロジェクトに取り組んでいます。
➀「美術鑑賞の科学的な視点からの研究」:美術作品が心や脳に及ぼす作用に注目し慶應義塾大学の川畑教授と共同で研究を進めています。
➁「超高齢化社会を未来志向で捉えるプログラムの開発」:脳の認知機能維持強化に期待できるマルチメディアを使った美術鑑賞の手法の開発に取り組んでいます。自社が進める超高齢化社会に向けた多様な取り組みと連動させ、社会に対してインパクトを一層高めていくことができると考えています。
③「文化芸術に親しむ裾野の拡大」:美術館と協働し広くプログラムを提供していくことで、文化芸術に触れる機会の創出、拡大を目指しています。
