活動における重点テーマや目標
なかなかクラシックコンサートが開かれない都市部から離れた地域にて、クラシックコンサートを30年以上に亘り継続して開催しています。生の音楽と感動を届け、全国の各地域における文化の振興を支援しています。
活動の概要
出演演奏家は、日本で指折りの26組(声楽家や器楽奏者)から開催地の希望により決定します。内容は、リサイタルや室内楽の本格的なコンサート(約2時間)です。コンサートに馴染みのない方も楽しめるように、出演者による楽器や作品の解説の時間も豊富に設定しています。また、解説付オペラやリクエスト形式のコンサート等、工夫を凝らしたプログラムも用意しています。地域の方と出演者の交流をより深めるため、中高生をはじめとするアマチュア奏者との共演や楽器クリニック、学校における鑑賞教室や未就学児と保護者向けのコンサートを併せて実施しています。
活動の特色
コンサートは、市町村が所有する公立文化ホールにおいて、都道府県、市町村、(公財)三井住友海上文化財団(本活動の実施組織、以下「文化財団」)の三者共同主催で開催しています。小学生から一般の方まで気軽に生の音楽に親しめるよう、廉価な入場料に設定しています。文化財団は、コンサートの開催費用の一部を負担するだけでなく、運営経験がない開催地においても円滑に準備を進め、開催できるよう、必要なノウハウを提供しています。開催地は全国市町村を対象に公募し、公演数は年間30回程度です。2019年度は31都道府県において32公演を開催し、2019年度末には公演数が累計872公演になる予定です。