活動における重点テーマや目標
重点テーマ:関西の演劇文化振興と地域社会の活性化と発展に貢献
目標:関西2府4県に在住または関西を主たる活躍の場とする劇作家を対象に次代を担う新たな才能の発掘と既に評価のある中堅劇作家への刺激を兼ねる
活動の概要
複合文化施設 扇町ミュージアムスクエア(OMS)の10周年記念事業の一環として1994年に創設、26回目となる。
新作書き下ろしのうえ前年の1月から12月までに上演(初演)された作品を対象に劇作家自身が応募する。演劇評論家、記者による一次選考(6-10月)で、10作前後の最終候補作を決定する。12月に最終選考委員(佐藤信、鈴木裕美、佃典彦、土田英生、樋口ミユ各氏)による選考会で大賞、佳作各1作品を決定する。大賞30万円、佳作10万円の賞金、さらに大賞受賞作品を再演する場合は再演支援金50万円を支給する。戯曲賞の価値を訴え、作品を残していく趣旨で受賞戯曲、選評、選考経過を収録した本を出版する。
活動の特色
OMS閉館後も例年50作前後の応募があり、今年度通算1570作を超えた。受賞をきっかけに全国的な活躍をする作家を多数輩出、賞の価値を高めている(岸田戯曲賞、ドラマ・映画の脚本執筆、OMS戯曲賞選考委員等)。戯曲賞の最終選考作家に執筆を依頼し、朗読劇として、人物ゆかりの地で上演を行う「イストワール」を展開。これまでに10作品を制作。OMS戯曲賞が25周年を迎えたことを記念して、これまでのOMS戯曲賞受賞作品を2019年3月25日から1ヶ月間無料で視聴いただける映像配信と戯曲賞本の特別販売を実施。これまでの受賞作品に再度光を当て、広く「OMS戯曲賞」を知っていただく機会を提供。