活動における重点テーマや目標
本業に近いグラフィックデザインとグラフィックアートの美術館としてグラフィック文化の普及振興と地域文化への貢献をテーマに活動しています。
活動の概要
CCGAは、大日本印刷が、1995年に福島県須賀川市に開設した美術館です。現在は大日本印刷が設立したDNP文化振興財団によって運営されています。CCGAの役割はグラフィックデザインやグラフィックアートを貴重な文化遺産として次世代に継承するアーカイブセンター。アメリカ現代版画のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションと、日本のグラフィックデザインを集めたDNPグラフィックデザイン・アーカイブが所蔵品の柱です。CCGAではこれらを展覧会などを通して地域市民の方々に楽しんでいただくと同時に、グラフィックの専門館として調査研究も推進、わが国のグラフィック文化の発展に寄与しています。
活動の特色
1)経営資源の活用:アーカイブ事業や展示事業に、ギンザ・グラフィック・ギャラリーや京都dddギャラリーで培った作家や専門家のネットワークを活用しています。
2)社会・地域との接点:県内の他美術館、地元自治体、商工会議所、教育関係者、画廊、作家などとのネットワークを通して、地域の文化振興に積極的に参画しています。
3)活動のきっかけや思い:地方の小規模館ながらグラフィックの専門館として特色ある活動を心掛けてきました。近年では、地元福島県須賀川市が江戸時代の銅版画家・亜欧堂田善ゆかりの地であることから、市民と連携しながら地域文化の振興に貢献する活動を推進しています。