活動における重点テーマや目標
明治時代から続く独占的地場産業であるつまようじの産地として、材料・生産工程・用途の変遷、
10万年前のネアンデルタール人も使っていて最古の道具であるつまようじの歴史と文化と世界事情を伝える。
活動の概要
歯の大切さと歯のケアの重要性とその方法を伝える。80歳で20本の歯を残す運動が叫ばれる中で現状は12本しか残っていない。歯の数を多く残すことは人生の質と深く関わる。また残存歯数が少なくなるに従い、医療費が多くなることも統計で示されている。歯はケアさえすれば生涯自分の歯で嚙める。それが最高の幸せである。つまようじ資料室で「もっと早くここに来るべきだった」という後悔の言葉である。歯の予防について学ぶところが少ないのが実情。歯は悪くなって治すのではなく、悪くならないようにケアすることが大切である。日常のセルフケアと定期的にプロのケアを受けることで健康長寿は可能であり、医療費の削減に繋がる。
活動の特色
つまようじは河内長野の地場産業であることは広く知られている。教科書にも載っているので小学生の社会見学、バスでの一般の方の研修会も多い。当社は四代に亘り100年この道一筋で来た。初代は大正末期にアメリカから製造機を輸入して日本で初めて機械生産。二代目は世界中に市場を開拓し、デンタルピック三角ようじを開発(世界で9社のみが生産、アジアでは当社のみ)、三代目は三角ようじを基に歯学部教授などの協力を得て、歯間ブラシ、丸軸の先端を三角形に削った歯間ようじ、舌そうじを開発、四代目は奥歯専用の歯ブラシ、歯の汚れ除去のスポンジを開発、各々それらを作る機械そのものを開発。歯の予防の研究・学会発表を継続中