活動における重点テーマや目標
舞台芸術を楽しんでもらうことを目的に児童養護施設の子どもたちを劇団の公演に招待している。また近年はコミュニケーション力の向上を図るため、演劇ワークショップを開催し、生きる力を育む活動に取り組んでいる。
活動の概要
Daigasグループ小さな灯運動では、児童養護施設で生活する子どもたちの支援に従来から取り組んでおり、その一環として1987年から本格的な舞台芸術に触れる機会として「ともしびこども劇場」を開催している。2008年からは兵庫県立ピッコロ劇団ファミリー劇場の1公演を貸し切り、子どもたちを招待してきた。さらに2017年からは、観るだけでなく、自己表現力やコミュニケーション力の向上を図り、少しでも生きる力を高めることに資するよう、劇団メンバーによる演劇ワークショップを開催している。ステージ上で輝いている役者さんたちと触れ合うことのできる貴重な機会として、施設関係の方々からは大変喜んでいただいている。
活動の特色
活動のきっかけは、自社保有施設での従業員が所属する劇団の公演を大阪市内の児童養護施設の子どもたち向けにとして招待したのが始まりである。小さな灯運動がスタートして約5年、それまでの社内向けの活動から、社会課題に目を向けた「児童養護施設の子どもたち」の支援へと前進した。本格的な舞台を見る機会がなかった子どもたちはみな深い感動を覚えたと伺っている。ピッコロ劇団公演への招待は2008年から継続しているが、近年児童虐待をはじめとして社会的養護を必要とする子どもたちにまつわる問題がより深刻なものとなっている中で、本活動も生きる力を育む活動にシフトをしていくことを目指して継続していきたい。
