活動における重点テーマや目標
イベントやラジオ放送を通して「上方落語」に触れる機会の創出を行い、関西の歴史ある伝統芸能文化を支える。
活動の概要
昭和30年(1955年)12月1日に旗揚げをし、毎年開催しているABCラジオ主催の落語会。2019年2月10日に尼崎市「あましんアルカイックホール・オクト」で開催した落語会で、通算117回目の公演となった。上方落語では最も歴史ある落語会で、公演の模様はABCラジオで生中継を行っている。
活動の特色
第一回公演(公開録音)は大阪・高麗橋にあった三越劇場で行いました。当時、上方の噺家はわずか9人ほどで、まさに風前の灯でしたが、この会を通して噺家さんと落語ファン、放送局とが力を合わせ、次々に熱のこもった高座を作り上げました。この会から松鶴、米朝、小文枝、春團治の「上方落語四天王」が台頭し、60年代後半には、仁鶴、枝雀、三枝、春蝶、小染といった人気者を輩出。その後も「1080分落語会」「しごきの会」「創作落語」など、落語ファンの語り草となる数々の企画を通して今日まで、幾度にも渡る上方落語ブームの火付け役になってきました。今後も持続していきたい関西の文化を支える歴史ある取り組みです。