活動における重点テーマや目標
東日本鉄道文化財団では、東日本エリアにおける貴重な文化遺産や伝統芸能などの保全と継承、地域の発展を主な目的として、文化財の修繕、保護活動への資金援助という形で助成事業を実施しています。
活動の概要
弊財団の事業の柱である「地域文化の振興」を目的として、JR東日本管内の貴重な文化遺産や伝統芸能の保全と継承、地域の発展のために「地方文化事業支援」として助成活動を実施しています。東日本エリアの優れた民俗芸能、歴史的建造物、街並みなどの保存、修理修復活動を行う団体に対し資金援助を行うことで、限られた地域にしか知られていない貴重な地域文化を広く後世に継承し、地域文化の振興に貢献することを目的として活動しています。単年度ごとの助成を基本とし、2019年度は新規・継続あわせて26件の事業に対し、1件あたり最大300万円の助成を実施し、事業開始から2019年度までの総事業件数は217件にのぼります。
活動の特色
JR東日本の地域の窓口となる12支社と連携して、地域文化活動に関する情報収集と事業候補の受け付けを行い、部外の学識経験者を含むメンバーで構成される「地方文化事業支援選考委員会」の審議を経て助成先を決定します。東日本エリアに存在し、日本の古来より伝わり将来へと残すべき有形無形の貴重な伝統文化、民俗芸能、伝統工芸、習俗、自然景観等の保全・保存・継承事業で、助成期間終了後も継続的に活動できることが助成の基準です。助成決定後、地域の現状に詳しいJR支社、地元の駅長と地元団体、自治体等が一体となり事業を推進します。支援が終了した団体が駅のイベントで踊りを披露する等、事業終了後も連携強化が続きます。