活動における重点テーマや目標
印刷博物館は、印刷の過去、現在、未来をテーマに、印刷が、社会、文化、歴史を支え文明を築く重要な役割を果たしてきたことを調査研究、展示公開する公共的な施設を目標に開設した。
活動の概要
印刷が社会や文化・芸術との関わりの中で歴史を刻み、さらにはコンピュータや通信との融合によって未来社会への可能性を開いていく様相を、多角的・総合的に調査・研究し、その成果を一般に公開している。具体的な内容としては、印刷の役割と意義を広く社会に公開し、印刷の広がりと可能性を提案する。また、これまで培ってきた印刷表現技術を再確認して、その重要性を次世代に伝承する。そして研究、教育機能を充実させ、これまでにない学問領域としての「印刷文化学」を構築する活動を続けている。
活動の特色
わが国の印刷文化や歴史について研究、検証そして紹介する施設が少ないことから、当社の生業をテーマとするも個別企業の理念や歴史、活動を紹介するショールームとはせずに、産業文化の一部門である印刷を、広い視野から独自に調査・研究、展示する施設として開館した。そのため活動対象は社会一般の人々が中心となっている。その他では、大学から小学校までの教育機関との協業や、官公庁、企業への協力によって文化面での成果を出し、当社の文化的イメージならびに印刷産業全体の地位向上を目指している。