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富士ゼロックス株式会社  

オフィスプロダクト事業/オフィスプリンター事業/プロダクションサービス事業/グローバルサービス事業

文化伝承活動

  • 1854年、日露和親条約締結を目的として下田に来航したロシアの使節プチャーチンが、安政大地震の大津波で乗艦を失い、日本の助力で代替船を西伊豆の戸田(へだ)村にて建造したことを描いた絵巻物です(作者は駿府官舎画家の朝 暾斎)。この絵巻物(複製)は、公益財団法人東洋文庫に贈呈されました。
  • 京都市北区紫野、今宮神社境内の様子を詳細に記した俯瞰図。一条天皇の時代、平安京で疫病が流行しました。疫病を怨霊の祟りと考え、北野・船岡山・紫野などで怨霊をしずめる御霊会(ごりょうえ)が行われた。その後、御霊会の疫神を勧請したのが今宮神社の始まりとされています。
  • この地図は、絵師によって当時の山・川・住居・墓・道などが丁寧に描き込まれた貴重な歴史資料です。虫喰いで欠落した文字等を電子で再生、作製当時の状態に再現しました。地元の小学校で郷土の歴史や昔の生活文化などを紹介する授業で活用、いわき市教育委員会や郷土の歴史調査を行っている機関に紹介されます。

実施日/実施期間

2018年4月1日~2019年3月31日

実施場所

神奈川県/京都府

京都烏丸ビル(京都府)、富士ゼロックスR&Dスクエア(神奈川県)

活動における重点テーマや目標

弊社は、企業理念にかかげる「世界の相互信頼と文化の発展への貢献」を目指し、社会貢献の重点テーマの一つである「希少な文化や情報の伝承」を実践するために、「伝統文書の複製と活用」の活動を展開している。

活動の概要

弊社の「文化伝承活動」は、2008年に京都で社会貢献活動として開始した。活動開始当時から地域に密着した社会貢献として活動しており、現在複製品の贈呈先は、神社仏閣、老舗の和菓子屋、旧家、大学など多岐にわたっている。
閲覧の機会が限られたり経年劣化が心配される伝統文書の原本を本物そっくりに複製・復元し、公開したり、実際に見て触れていただくことで、将来世代へ文化を伝承し、文化の発展に貢献している。
2014年4月には、技術部門との連携を強化するために研究・開発の主要拠点に活動拠点を開設し、現在京都と横浜の2拠点で活動している。2018年5月以降京都では富士ゼロックス西日本のメンバーのみ活動している。

活動の特色

1.最新の自社技術を駆使
複製には自社の複合機を使用し、カラーマネジメント(色再現)技術、特色トナー、特殊用紙への対応などの最新技術を活用している。
2.原本の質感を忠実に再現
原本を観察し、徹底的に調査することによって得られた歴史的背景や素材和紙や糸)、顔料などの情報をもとに、和紙の種類や手触り感などを原本に忠実に再現している。
3.多くの人々が活用
贈呈した複製品は、経年劣化が心配される原本の代わりに研究用、公開展示用、教材などとして、多くの人々にさまざまな形で活用していただいている。
尚、2008年からこれまでに、200点を超える複製品を贈呈してきている。

・・・企業メセナ協議会会員

ジャンル

その他

継続活動

(2008年 活動開始)