活動における重点テーマや目標
弊社は、企業理念にかかげる「世界の相互信頼と文化の発展への貢献」を目指し、社会貢献の重点テーマの一つである「希少な文化や情報の伝承」を実践するために、「伝統文書の複製と活用」の活動を展開している。
活動の概要
弊社の「文化伝承活動」は、2008年に京都で社会貢献活動として開始した。活動開始当時から地域に密着した社会貢献として活動しており、現在複製品の贈呈先は、神社仏閣、老舗の和菓子屋、旧家、大学など多岐にわたっている。
閲覧の機会が限られたり経年劣化が心配される伝統文書の原本を本物そっくりに複製・復元し、公開したり、実際に見て触れていただくことで、将来世代へ文化を伝承し、文化の発展に貢献している。
2014年4月には、技術部門との連携を強化するために研究・開発の主要拠点に活動拠点を開設し、現在京都と横浜の2拠点で活動している。2018年5月以降京都では富士ゼロックス西日本のメンバーのみ活動している。
活動の特色
1.最新の自社技術を駆使
複製には自社の複合機を使用し、カラーマネジメント(色再現)技術、特色トナー、特殊用紙への対応などの最新技術を活用している。
2.原本の質感を忠実に再現
原本を観察し、徹底的に調査することによって得られた歴史的背景や素材和紙や糸)、顔料などの情報をもとに、和紙の種類や手触り感などを原本に忠実に再現している。
3.多くの人々が活用
贈呈した複製品は、経年劣化が心配される原本の代わりに研究用、公開展示用、教材などとして、多くの人々にさまざまな形で活用していただいている。
尚、2008年からこれまでに、200点を超える複製品を贈呈してきている。