活動における重点テーマや目標
西洋の服飾および関連資料の公開を通じて、豊かな服飾文化の醸成とファッション産業の発展に寄与することを目指しています。
活動の概要
京都服飾文化研究財団(KCI)は、1978年に株式会社ワコールの出捐により設立されたファッションの研究機関です。現代ファッションと、その歴史的源流である西洋の歴史的衣装を体系的に収集・研究しており、主に18世紀から現代にいたる衣服やアクセサリー類を約1万3千点、服飾・美術関連資料を約2万点収蔵しています。公開活動としては、国内外の美術館と共同で展覧会を企画・開催するほか、2000年からは施設内に「KCIギャラリー」を開設し、定期的に収蔵品の展示および研究成果の発表を行っています。
活動の特色
昨年から本年にかけて、「LOVEファッションー私を着がえるとき」展を、京都国立近代美術館、熊本市現代美術館、東京オペラシティ アートギャラリーと共同開催。当財団所蔵の衣装コレクションを中心に、人間の根源的欲望を映すアート作品とともに、ファッションに見られる多様な「LOVE」のかたちを紹介しました。(東京展:2025年4月16日(水)~6月22日(日))
また今秋には、三菱一号館美術館との共催で「アール・デコとモード 京都服飾文化研究財団(KCI)コレクションを中心に」展を開催予定です。(会期:2025年10月11日(土)〜2026年1月25日(日) 会場:三菱一号館美術館)
