活動における重点テーマや目標
青少年の健全育成を目的に読書推進活動を実施。すべての子どもたちに本を届けることをテーマに、国内外の文庫や公共施設、病院等で読書啓発活動を行う団体への助成と、障害のある子ども達へ電子図書を寄贈する。
活動の概要
子ども文庫助成事業は、文庫や公共施設、病院等で読書啓発活動を行っている方々に対し、30万円の図書等購入費や講習会開催費等の助成、財団が選書した100冊を贈呈する図書助成、また、長年に亘り読書啓発に貢献されてきた個人への顕彰という3つのプログラムを実施している。その他、豪雨災害をはじめ被災地へ子どもの本100冊を贈る支援事業も実施。電子図書普及事業は、紙の本では読むことが困難な子ども達のために児童書を電子化し、全国の図書館や特別支援学校等へ寄贈している。また、各地域の図書館と協同で障害のある子ども達への読書支援者ができる人材育成事業として読書バリアフリー研究会を行っている。
活動の特色
子ども文庫助成事業では、ご応募いただいた方へ当財団事務局員が現地訪問を行っている。近年は新型コロナウイルス拡大のためオンライン面談で対応していたが2022年度再開。現地の様子や課題を肌で感じつつ、応募者に直接お話を伺うことも助成の一つとして位置づけ実施する。また今年度は伊藤忠商事㈱東京本社で受賞者の方をお招きした贈呈式を開催。全国から集った皆様の交流を大切に進める。電子図書普及事業は障害のある子どもたち向けに児童書の電子化を2022年度までに734作品を作成。その中には全国の図書館と地元の民話を電子化する等、様々な作品を提供しつつ全国の音訳者や研究会参加者に電子図書の編集に参画も頂いている。