活動における重点テーマや目標
外出の機会が制限され、生の音楽に触れる機会が限られた都内特別支援学校を対象に、プロの音楽家を派遣し、各校の要望にあわせたプログラムをもとに、音楽鑑賞、体験の機会を創出し、豊かな感性を育む機会とする。
活動の概要
①都内特別支援学校(視覚・聴覚・肢体不自由・知的・病弱)約60校に希望を募り、抽選の上3校にて開催予定。校内の体育館等で約1時間の無料コンサートを実施する。18年間で延べ99回、約20,000人の小中高生が参加している。最近はコロナ禍の影響で公演回数を分け、一部リモートにする等、密回避に配慮しながら公演を行っている。
②2022年度は、これまでの学校訪問型の「出張コンサート」に加え、東京国際フォーラムにご協力頂き、「丸の内Shall weコンサート」として、来場型のコンサートも開催予定。都内特別支援学校で希望された2校を招待し、学校の体育館とはまた違った場所で、音楽や雰囲気を楽しんでもらう。
活動の特色
社会貢献活動重点分野「文化・芸術支援」「社会福祉」の観点から実施。曲目や構成は、学校から要望を伺い、クラシックに限らず、馴染みのあるアニメのテーマソング・授業で習う曲・校歌等、演奏者と調整し開催校毎に企画することで、生徒たちがより楽しめる内容に努めている。
また演奏以外に楽器の特徴や歴史を紹介するなど、楽しむだけでなく学ぶ場を創っているほか、演奏に合わせてボディパーカッションやリズムに合わせたダンスを行うなどプロの合奏に参加し、演者と生徒が積極的に交流できる場を組み込んでおり、音楽を通じた大人と子供、健常者と障がい者の共生空間を提案している。