活動における重点テーマや目標
トップクリエイターとトッパンが協力して新しい印刷表現を獲得するプロジェクト。印刷の技術力を駆使し豊かな表現の可能性を追求。展覧会ではポスター作品と制作プロセスを展示。印刷の魅力を分かり易く伝えている。
活動の概要
本企画はグラフィックデザインと印刷技術の関係を追求し、新しい印刷表現の開発を目的として、2006年に第1回企画展を開催し17年目を迎える。招聘したクリエイターとトッパンのプリンティングディレクターがコンビを組み、印刷実験を重ねポスター作品制作を行っている。ポスター作品と制作のプロセスは、年1回の本展と国内外各地での巡回展・特別展を通じ、新しい表現手法の開示・共有をすることで、印刷文化・教育への貢献に努めている。開催にあたり公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が後援として参画し、緊密な協力関係を構築。多くのクリエイターやアート・デザイン系学生への周知に尽力している。
活動の特色
凸版印刷の生業である印刷をテーマとした企画展。色数、用紙、インキ等の条件に制限を設けず、一般的な印刷では表現できない究極の色再現やリアルな質感再現など、クリエイターが選んだ実験テーマに基づき作品を制作している。クリエイターは国内外のグラフィックデザイナーを中心に若手からベテランまで毎年数名を選定。開発された表現技術は、印刷商材への展開も図っている。また美術系大学での教育展示や印刷授業の開催など、印刷文化・教育への貢献を目的とした活動も展開している。近年はオフセット印刷に加え、多様な印刷手法や特殊加工技術も取り込んだ新しいクリエイティブ表現を追求。印刷の新価値化を目指している。