活動における重点テーマや目標
日本古来の貴重な文化財の高精細複製品を制作し、オリジナルの文化財をより良い環境で保存しながら、その高精細複製品を有効活用することを目的としています。
活動の概要
綴プロジェクトでは、キヤノンの最新のデジタルイメージング技術と伝統工芸の技によって、日本の文化財の高精細複製品を制作しています。綴プロジェクトで制作した複製品は、大切なオリジナル作品を保存しながら、その代わりとなり、作品研究や、寄贈先での一般公開、学校教育の現場など、さまざまな場面で活用されています。
今年度は、在外至宝の高精細複製品の制作、綴プロジェクトの技術で制作された高精細複製品24点を展示する展覧会、東博150周年記念事業「未来の博物館」の一環として国宝4点の高精細複製品とプロジェクションで味わう「四季をめぐる高精細複製屏風」などを予定しています。
活動の特色
日本の貴重な文化財の中には、海外に渡った作品や国内にあっても鑑賞の機会が限られている作品が数多く存在します。それらの作品を高精細複製品として日本に里帰りさせる、オリジナル作品の代わりに展示することで日本の優れた文化や芸術をより身近に接する機会を多くの人に提供できます。