活動における重点テーマや目標
地域の課題をクリエイティブな感性で解決したいという想いから活動開始、継続事業として展開する。クリエイターや大学と協働して地域に芸術・文化を体験できる機会を提供、新たな人材育成や文化意識の向上に繋げる。
活動の概要
電気工事の領域から地域の課題解決を目的としたプロジェクト。震災を経験した大分で、2018年より芸術大学との協働によって災害発生時の電気供給機能を備えたアート作品を制作・展開。“電気”と“電気を求める人々”を紐付けた。大分県の中心市街地に設置し、芸術・文化を通じた新しいコミュニケーションの起点や防災意識の向上を創出した。2019年度は大学の講義と連動し、鬼桜・ONICOブラッシュアッププログラムを開始。そこで培われたクリエイティブな感性とSTEAM教育の観点を生かした教育を新たな人材育成や文化意識の向上に繋げている。2020年度も新たな課題解決に向け継続事業として進行中。
活動の特色
◆電気工事会社として防災意識の向上や地域社会の安全・安心に貢献することに加えて、芸術・文化を通じた取り組みが地域の課題解決に相乗効果を発揮する。
◆部署の垣根を超えた社内プロジェクトチームを結成。制作・運営・広報など自社スタッフが行う。
◆企業・クリエイター・大学間で定期的に意見交換を行い技術者の知識や技術を提供。大学でのSTEAM教育に着目した講義に生かしてもらうことでクリエイティブな人材育成に繋げる。
◆作品を設置・活用してもらうことで、地域住民や商店街の接点となる新たなコミュニティスポットを生み出した。
◆2020年に大分県と「災害時における電気設備等の応急対策に関する協定」を締結。