活動における重点テーマや目標
ドナルド・キーン先生の業績を後世に遺し伝え、「ドナルド・キーン・センター柏崎」を世界の至宝として広く公開していく。
活動の概要
(公財)ブルボン吉田記念財団は、学資金の貸与事業などの他ドナルド・キーン・センター柏崎にて常設展示で2019年2月24日にご逝去されたドナルド・キーン先生の今日までの歩みや仕事を貴重な資料を紹介しているほか、特別企画展や講演会を企画・実施している。来館者に日本文学を愛するドナルド・キーンという人間を知ってもらうと同時に、日本文学、日本文化の面白さ、素晴らしさを発見、認識していただけるよう活動している。
活動の特色
ブルボン創業の契機が関東大震災にあり、災害との繋がりが多い。ドナルド・キーン先生との縁も、平成19年7月に中越沖地震に見舞われた際に「復興への力」となればという提案により、柏崎を角書きにもつ大英博物館で発見された幻の古浄瑠璃「越後國柏崎 弘知法印御伝記」が復活上演された。その後平成23年3月の東日本大震災発生の際に日本への永住と帰化を表明されたドナルド・キーン先生のニューヨークで日本文学や日本文化を世界に向けて発信した書斎などを再現することから「ドナルド・キーン・センター柏崎」の構想が生まれた。このような縁を大切にして活動を継続している。
