活動における重点テーマや目標
「沖縄タイムス芸能選考会」は伝統芸能の正しい継承とそれを受け継ぐ新しい世代の育成を図ることなどを目的に毎年実施。受賞者は10月に開催される「選抜芸能祭」に参加し研鑽を積む。
活動の概要
新人芸能家の登竜門として、戦後一早く1954年にスタートした「沖縄タイムス新人芸能祭」が前身で、60年から芸術選賞と名称を改め、その一環として伝統芸能選考会を実施、今年で50回を数えます。選考会は現在、琉球古典舞踊をはじめ琉球古典音楽(三線、箏曲・太鼓・笛・胡弓)の6部門で実施し、それぞれ「新人賞」「優秀賞」「最高賞」「グランプリ」の4段階で審査する。選考については選考委員を委嘱し、公正かつ厳格な審査が行われており、入賞した方は「選抜芸能祭」へ参加、研さんを積む機会となっています。
活動の特色
戦後の荒廃のなか「戦後沖縄の復興は文化から」の信念のもと、沖縄タイムス社創刊者の一人である故豊平良顕氏を中心に古くから続く優れた伝統芸能の復活と振興を図ってきました。着実な50年の歩みは沖縄タイムスの伝統芸能選考会・選抜芸能祭から多くの優れた実演家を生み出し、いまや沖縄の伝統芸能は隆盛をきわめようとしています。 伝統芸能選考会・選抜芸能祭から巣立った多くの実演家たちの活躍の場は現在では県内にとどまらず県外や海外においても大いに活躍の場をひろげています。