活動における重点テーマや目標
外出の機会が制限され生の音楽に触れる機会が限られた都内特別支援学校を対象に、プロの音楽家を派遣し、各校の要望にあわせたプログラムをもとに、音楽鑑賞、体験の機会を創出し、豊かな感性を育む機会とする。
活動の概要
東京都特別支援学校長会了解の下、都内特別支援学校(視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、知的障害、病弱など)60校程に実施希望を募り、応募23校のうち5校で開催。これまでに延べ86回、15,000人超の児童・生徒が参加。小中高全生徒を対象に開催することが多い。校内の体育館等にて1時間程コンサートを実施。曲目や構成は、学校の要望に沿うよう演奏者と調整し、開催校毎に企画することで、生徒たちが安心して音楽を楽しめるよう努めている。2016年度からは指揮者体験を取り入れいる。開催校の費用負担はなくプログラムも主催者が作成する。
活動の特色
社会貢献活動重点分野「文化・芸術支援」「社会福祉」の観点から実施。プログラムは、学校と演奏者、当社が話し合って決めており、クラシックに限らず、馴染みのあるジブリ等映画音楽、授業や文化祭等で取扱う曲、校歌等を演奏するほか、楽器に触れる時間、演奏後の各教室訪問、指揮者体験等、生徒と積極的に交流できるよう構成する。演奏に合わせて、歌ったり、手拍子をしたり、踊ったり、ゆっくり指先や目を動かしてリズムをとるなど、それぞれに音楽を感じている。曲目や楽器の説明も行うことで、楽しむだけでなく学ぶ機会にもなっている。メセナ大賞2017受賞をきっかけに、学校了解の下、グループ社員の鑑賞、演奏参加を呼び掛けている。
