活動における重点テーマや目標
「若手作家の登竜門」として活躍のきっかけや、受賞・展示の機会のみでなく、継続的な支援を目的としています。また、地域社会の皆様に絵画を身近に感じていただく機会の創出を通じ、美術界の発展に貢献しています。
活動の概要
シェル美術賞は、次世代を担う若手作家のための美術賞であり、主催である昭和シェル石油が次世代育成を軸とする社会貢献活動として、1956年の創設当初より完全な公募制で実施しています。審査員が全ての応募作品を実際に見て行う現物審査など、長年引き継がれてきたものは継続しつつ、時代の変化とともに美術賞自身も進化し続けています。創設61年目の2017年には新たなスタートとして、多彩な視点からの審査や学生支援企画を開始し、より多くの若手作家に応募していただきました。本年より新たに、若手作家の継続的な支援をさらに充実させるため、過去の受賞・入選作家を対象として、海外滞在・制作を支援するプログラムを実施します。
活動の特色
①多様な作品の受賞機会を創出:審査員の増員や、過去受賞作家から審査員1名を選任することにより、多彩な視点からの審査を実施。展覧会場にて、来場者投票で作品選出し、賞を贈呈。②学生支援企画:より多くの才能ある学生に挑戦していただくため、学生特別賞の設置、出品料の割引、展覧会入場無料を実施。③発表機会の創出:シェル美術賞 アーティスト・セレクション(SAS):過去の受賞・入選作家から、今後の活躍が期待される作家を選出し、彼らの作品を展覧会場で展示。④継続的支援の充実:海外滞在や他国の作家との交流を通じて、新しい刺激と気付きを得ることで、作家としてよりステップアップしていただくことを目的として支援。