活動における重点テーマや目標
埼玉県の工業高校生が取り組む鉄道をテーマとした課題研究の発表の場として2011年から開催。高校生が製作した車両等を多くの来館者に見ていただき、イベントを運営することで、よい経験となるよう活動している。
活動の概要
鉄道博物館では、埼玉県教育局と連携して県立工業高校の授業の一環として取り組んでいる「鉄道をテーマとした課題研究」の発表を、「工業高校生がつくる鉄道展」として館内で開催しています。毎年秋に当館で開催し、埼玉県内の県立工業高校が4校ほど参加し、各校の生徒が設計・製作した5インチゲージのミニ列車や、乾電池を動力とした小型の電車、リニアモーターカーの模型、各校の活動報告のパネル等を展示し、ミニ列車や小型電車にはご来館のお客さまに実際に乗車していただく体験展示を行なっています。また、お客さまの案内、徒列の整理、車両模型の運転、安全確認等の運営は、各校の生徒が自主的に行っています。
活動の特色
2011年から埼玉県教育局と連携して、当館が場所を提供し、授業の一環として県立工業高校の生徒が設計・製作したミニ列車や小型電車は展示するだけでなく、生徒たちが車両の運行をはじめとする運営全般を担当し、ご来館のお客さまに安全を確保したうえで乗車していただいています。生徒たちにとっては校外で一般の方々とふれ合う機会は少なく、自分たちの活動を一般の方たちに発表し、さらに自分たちが運営全般を担当することで、学校外で通常の授業とはとは異なる体験をすることができ、生徒たちにとっては貴重な機会となっています。