活動における重点テーマや目標
絵画等の美術作品を収集し保存するとともに広く一般に公開し、新進の創作を奨励し、我が国芸術文化の振興と国民生活の向上に寄与することを目的として美術館を設立し、運営しています。
活動の概要
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、1976年に西新宿の損保ジャパン日本興亜本社ビル42階に開設されました。1987年にはポスト印象派の巨匠ゴッホの《ひまわり》が常設展示のコレクションに加わり、日本で唯一、ゴッホの《ひまわり》を見ることができる美術館として、親しまれています。損保ジャパン日本興亜美術財団が運営を担っており、展覧会の開催(年間6回程)に加えて新進作家の支援、表彰事業の実施および「対話による美術鑑賞教育」の普及支援などを行っています。
活動の特色
損保ジャパン日本興亜の前身会社のひとつである安田火災が文化貢献として芸術鑑賞の場を提供する美術館を構想した際に、同社とゆかりの深かった東郷青児からコレクションを提供する申し出を受け、画伯の自作を主に展示する方針で同社内に美術館を開館しました。ゴッホの《ひまわり》を含め約630点を収蔵し、次世代を担う子供たちに本物の芸術に触れる機会を持ってもらうため、小中学校の観覧料を無料にしています。加えて美術鑑賞の楽しさを知ってもらうため、新宿区の小中学生や一般の方を対象に対話による美術鑑賞の場を提供し、また、新進美術家の支援・育成を目的に、美術財団賞やFACE 損保ジャパン日本興亜美術賞を設けています。