活動における重点テーマや目標
小田原名産の「かまぼこ」の歴史や素材、栄養などを職人実演指導の体験教室や展示などを通じて楽しみながら学べる。広く多くの方に「かまぼこ」の理解を深めて頂けるよう、見学無料にて1996年より継続して運営。
活動の概要
ガラス越しにかまぼこ職人の伝統的な技を間近に見学でき、かまぼこの原料魚や歴史など、かまぼこのいろいろな知識が身につく展示場を用意。さらに1日5回予約制の職人実演指導による「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」を開催し、かまぼこになるまでの工程を体感して学べる。2階に展示している1982年より継続しているかまぼこ板を再利用した「小さな美術展かまぼこ板絵国際コンクール」は、芸術を通しての環境活動への取り組み(2004年メセナアワード受賞)。2016年秋には新たに3階を増床し、科学の視点からの体験型展示、食や地域文化などを発信する企画展示室、あげかまづくりなどができる体験教室とさらに内容を充実させた。
活動の特色
博物館が開館する以前(1996年以前)から、製造工場を「見るかまぼこ工場」として公開しており、その後工場拡大をきっかけに工場の空いたスペースを利用して設立。かまぼこづくりを実際に体験する参加型にしたことで、かまぼこへの関心を高め「食」自体に興味を持っていただけるきっかけを生み出し、次世代の消費者づくりに向け食育の推進を図る。地域の小学生の授業の受け入れも実施。またご見学いただく技を継承していくため職人の育成にも力を入れ、国家資格の一級技能士は10名を越している。2016年10月の改装増床により、さらに新しく、楽しく、つくる、遊ぶ、学ぶ施設として発展をさせていく。