活動における重点テーマや目標
上原美術館は、大正製薬名誉会長上原昭二氏とその両親より寄贈された多くの絵画・彫刻・仏像等を保管、展示、公開するとともに、研修会や講演会、調査研究を通じて、教育文化の発展に寄与することを目的とします。
活動の概要
伊豆・下田の上原美術館には2つのコレクションがあります。
印象派をはじめとする西洋近代絵画を中心に日本近代洋画、日本画、彫刻などの「近代美術」と、木彫の仏像を中心とした仏画、古写経などの「仏教美術」です。
上原近代美術館ではそれぞれのテーマに合わせて年間3回の企画展覧会を開催。
専門家を招いた講演会や講習会の実施、学校と連携した出張授業や授業入館を行い、美術館の教育利用にも力を注いでいます。
上原仏教美術館では常設展示のほかに、講演会や仏像彫刻、写経、仏教美術の講習会実施、伊豆半島における仏教美術の調査活動など、地域文化の振興にも貢献しています。
活動の特色
▼上原コレクションは「やすらぎ」の美意識で統一されています。
モダニズムを追い求めながら、調和のとれた造形と優しい色調に溢れた名品をゆっくりとお楽しみください。
▼伊豆や周辺地域の調査研究により文化財保護の啓発に努めます。
仏教美術の調査を通じて地域に眠る文化財の価値を見出し、それらを保護する意識を育んでいきます。
▼最新の研究動向や研究者との交流を踏まえた魅力的な展覧会をおこないます。
近代美術と仏教美術が共有する美についても、新たな鑑賞の視点として提案します。
▼地域の教育活動、文化振興に貢献していきます。
学校教育との連携、一般向け教育活動の推進により長期的な文化振興に貢献します。