活動における重点テーマや目標
全国各地(遠隔地、島しょ部等)で日本屈指の演奏家による上質なクラシックコンサートを開催。クラシック音楽を楽しむ風土を培い、地域における文化の振興を支援する。
活動の概要
コンサートは、都道府県、市町村及び弊財団の三者共同主催で開催しています。会場は、市町村が所有する文化会館等の公立施設です。小学生から一般の方まで気軽にクラシック音楽に親しめるように、廉価な入場料に設定されています。コンサートの開催にあたっては、弊財団は費用の一部を負担するだけでなく、運営経験がない開催地においても円滑に進めることができるように職員が同行し、ノウハウをお伝えしています。開催地は全国市町村を対象に公募し、開催数は年間30回程度です。今年度は、32公演(31都道府県)を開催する予定です。1990年より活動を続け、平成29年度末にはコンサート開催数が累計809回となる予定です。
活動の特色
出演者は22組の声楽家や器楽奏者で構成し、原則として開催地が希望する演奏家のコンサートを開催しています。また、若手の育成として新進気鋭の演奏家に演奏の機会を提供するため「フレッシュアーティスツ」のコンサートも行っています。
リサイタルや室内楽の他、クラシック音楽に馴染みのない方も楽しめるように、解説付オペラやリクエスト形式のコンサート、ピアノ解体ショー、チェンバロ見学会、楽器や作品の解説を交えたコンサート等、開催地のニーズに応えながら工夫を凝らしたプログラム構成としています。
地域住民と演奏家の交流をより深めるため、中高生をはじめとするアマチュア奏者との共演や楽器クリニックを行っています。



