活動における重点テーマや目標
19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術に焦点を当て、横浜を一つの拠点とする東西の文化交流が、人々の生活や美意識にどのような影響を及ぼしたのかを展覧する。
活動の概要
京都服飾文化研究財団と横浜美術館の共同企画展。財団が所蔵する、19世紀後半から20世紀初頭にかけて制作された日本の輸出用衣服や、同時代に日本のきものの影響を受けてデザインされた西洋のドレスや装飾品約100点を中心に、工芸品、絵画作品など計約200点を展覧。本展は、横浜美術館では初めての、ファッションを大規模に取り上げた展覧会となる。
活動の特色
日本と西洋が互いの装いと生活の文化を受容・展開し、新しい美を見出していったその過程を当時の美術品でたどっていく展覧会。会期中にはシンポジウム等も開催し、幅広い層に東西のファッションと美術の相互影響についての魅力を伝える。
京都服飾文化研究財団(KCI)は、17世紀以降の西欧衣装および関連資料・文献を体系的に収集し研究、公開する機関として、1978年、(株)ワコールの出捐により設立された。現在、服・アクセサリー類12,938点、文献資料17,669点を有する。この世界的に見ても希少価値の高いコレクションの公開と研究成果の発表の場として、数年に一度、大規模な展覧会を企画している。
