活動における重点テーマや目標
オーストリアの名器・ベーゼンドルファーの、歴史的価値の非常に高い1909年製Model250を用いて「現代にない音楽の手ざわり」に丁寧にフォーカスした、ランチタイムコンサートのシリーズ内シリーズ。
活動の概要
製造から100年を優に超えた今もなお、ベーゼンドルファーならではのあたたかな「ウィンナー・トーン」を奏で続ける貴重なピアノ、1909年製Model250(ベーゼンドルファー・ジャパンより貸与)。長らくウィーン国立劇場で弾かれ、当時の素材と職人技があってこそ生まれたこのピアノの、20世紀初頭の栄華に満ちたウィーンの空気感をまとっていまも輝きを放つその魅力を、全3回の公演を通し、選りすぐりのプログラムでお届けしました。2026年は、2月にはウィーンに縁深い奏者を迎えた室内楽を、5月には世界的ピアノ・ブランドとしてベーゼーンドルファーと双璧をなすスタインウェイの、D型との聴き比べを公演しています。
活動の特色
弦楽器が、ストラディバリウスなどに代表されるように時代を超えた価値が語られる一方、楽器として一般的にもっとも身近といえるピアノは消耗品とされる実情があります。しかしその時代に生まれた楽器はその時代の空気を孕んでおり、時代を超えて演奏されるクラシック音楽では近年、古楽器(作曲された当時に演奏されていた楽器)やそれを用いた演奏に非常に関心が高まっています。そのようななか、現代に近い近年のピアノは今と大きく構造が変わらないことから注目の点でエアポケットになっている面があり、本企画はその点からも意義深く、文化遺産の保存に寄与するTOPPANの姿勢を音楽で示したかたちとなっています。



