活動における重点テーマや目標
ドナルド・キーン先生は、世界に日本文学や文化を伝える発信者であり、ニューヨークの書斎は発信基地だった。東日本大震災後、日本国籍取得を決意。「ドナルド・キーン・センター柏崎」設立構想のモチーフとなった。
活動の概要
ドナルド・キーン先生は2019年2月24日に逝去された。当センターは2013年9月に開館したが、それ以降のキーン先生の講演活動や著作・出版等については展示・紹介がなかった為、キーン先生を慕う来館者から、開館以降のキーン先生の歩みや活動について知りたい、日本文学研究の原点を見つめた特別企画展を常設展示化してほしい、などの声が多数寄せられました。ドナルド・キーン・センター柏崎は、それらの声に応え、英文による展示概説と日本語と英語による音声ガイドを新たに加え、2020年4月1日にリニューアルしました(COVID-19の関係で実際のリニューアルオープンは2020年6月10日に延期となりました。)
活動の特色
ドナルド・キーン・センター柏崎 企画展「ドナルド・キーンと写真集 鎌鼬(かまいたち)」(2025年4月2日~6月29日)
概要:1969年に出版された写真集『鎌鼬』は写真家細江英公(ほそえ えいこう)の代表作のひとつです。今回の企画展では、キーンの随筆を『鎌鼬』の写真と共にご覧いただきます。そして、キーンが随筆を寄せるに至った経緯を、「ドナルド・キーンの日本紹介における信念」、「細江英公と土方巽・三島由紀夫」、「ドナルド・キーンと細江英公の交流」の3つの視座から見ていきます。