活動における重点テーマや目標
身の回りや日々の暮らしの中にある香りを800字程度のエッセイで表現していただくことで、香りに対する人々の意識向上などを促す
活動の概要
既成の枠にとらわれず、自由な感性で香りの世界を広げて頂きたいと、社会的な文化活動として開設。第1回(昭和60年)より、現在に至る。あらゆる視点から感じられた香りを800字程度のエッセイに表現して頂くもの。一年周期で募集は毎年9月から。新聞、雑誌、ホームページ等で告知をし、要項を送付している。11月末の締切までに寄せられた作品は、哲学者 鷲田清一氏をはじめとする審査員によって審査され、各賞が選ばれる。5月下旬~6月初旬に表彰式と記念レセプションから成る授賞式を開催し、6月上旬に日本経済新聞紙上にて発表。また、毎回の受賞作品を小冊子『かおり風景』にまとめ、応募者全員を含め広く一般へも配布している。
活動の特色
「香・大賞」は、日本唯一の「香り」をテーマとしたエッセイコンテストとして、昭和60年(1985年)に始まりました。21世紀に向けて新しい時代像の模索が始まっていた当時、日本の社会における「香り」に対する認識は大変低く、そのような中で人間の五感のひとつに深く関わる「香り」に対して、人々の意識を留めていただくきっかけになればとの願いから創設したものです。