活動における重点テーマや目標
七賢当主北原家代々の収蔵品等を酒造業に合わせ歴代当主の時代感を紹介していくことを目的に、酒蔵開放・台ケ原宿市を開催し地域貢献をするとともに、日本酒の国際化・国内マーケットの創造につなげていく。
活動の概要
七賢創業家である北原家の母屋奥座敷は天保6年(1835年)に建築された(外3棟県文化財指定)。明治13年(1880年)に明治天皇が山梨・三重・京都をご巡幸の際、当家が「行在所」(宿泊)に指定され御一泊いただき、その御礼に下賜された「白羽二重(白絹織物2反)」、「金五拾円」の目録、奥の間では「竹林の七賢人」の欄間や庭、御箸などを公開している。また当家に伝わる書画・美術品、古文書など、貴重な資料を展示するスペースとして、米の貯蔵庫だった蔵を改装し、2021年6月に「伝奏蔵」をオープン。酒造りの歩みとともに刻まれてきた歴史と文化の息吹を「伝え奏でる場所」として、年4回、3ヶ月クールで展示替えを行う。
活動の特色
五代蔵元の北原伊兵衛延重が母屋新築の際にかねて御用を勤めていた高遠城主内藤駿河守より、竣工祝に「竹林の七賢人」の欄間一対を頂戴したことが、現在の酒名「七賢」の由来となる。北原家は代々酒造業を営み、近年では日本国内外より見学者が増加し日本酒の国際化にも有益であり、また日本酒の醸造には水が重要なため古くはこの水に惚れこみこの地に分家を出したと記されている。このような歴史的にも有益な有形無形を活用し、主に弊社ホームページ・SNS等を使い建築物・日本酒・歴史・水源のPRを行うほか、地域と連携して酒蔵開放や甲州台ケ原宿市などのイベントを開催している。