活動における重点テーマや目標
鹿革工芸品である印傳を展示や映像等を通してその技法を後世に伝えます。地域の産業としてその技術を継承し、新しい感性や時代のニーズに合ったものを生み出していくことを大切にしています。
活動の概要
①鹿革資料及び印傳資料の収集と保管
②展示(年4回展示替え)
③見学案内(学生に授業の一環として見学解説)
④技法の実演(職人の技術の向上を図る/見学者と職人との対話の機会を設ける)
⑤調査・研究(革・漆など素材/型紙などの道具/模様の意味いわれ)
⑥図録(収蔵品掲載)・リーフレット(博物館来館者用・見学案内用)・フライヤー(展示ごと)の製作
⑦関連図書の整理(地域の歴史資料をはじめ、工芸関連の書物)
⑧地域活性化事業の参加(企業や商工会のイベントでの企画運営)
活動の特色
印傳の古典作品から製品をはじめ二次資料の型紙、その他関連書物、浮世絵を所蔵し、収集管理しています。印傳の製造工程に加え、技法、用途、模様といった側面から年4回の企画展を開催し印傳が日常品としてだけでなく日本の美しい工芸品としての価値を見いだせるよう活動しています。独自に製作した学習用のリーフレット・DVDを見学案内に活用し、地元の小・中学校の地場産業の学習の場として提供しています。印傳製品の特長である模様は日本古来の小紋柄から幾何学模様、創作模様などがあり、それらの意味いわれを知り、日本の風土・風習・しきたりを認識する機会をつくり、また一方で新しい感性を探求し創造していく事にも注力しています。