活動における重点テーマや目標
優れた芸術作品に触れることは多角的にものを見る目を養い、価値観や文化の多様性の理解につながると思われる。できる限り平等であるべきであるという観点から美術鑑賞の機会の地域間格差の解消を目的としている。
活動の概要
国内外の展覧会に、70年の長きに渡り出品協力を続けている。 2023年度の主な出品協力は、茨城県近代美術館『土とともに 美術にみる〈農〉の世界』2023年7月8日~9月3日へ、ジャン=フランソワ・ミレー「亜麻をすく女」(油彩10号)、また府中市美術館には、牛島憲之の代表作品を計12点寄託協力している。
活動の特色
1951年より日本最初の公立近代美術館として開館した神奈川県立近代美術館の『セザンヌ・ルノワール展』にセザンヌ「読書する少年」25号油彩の出品協力を皮切りに当社のメセナ活動の始まり、取扱が難しい彫刻作品、とりわけ作品が巨大であるために海外での展覧会が開きにくいとされていたブールデルの展覧会を「優れた芸術作品が社会に定着し愛される環境づくりを通じて、人類の豊かさの共有と平和な世界の実現に貢献する」という理念の下、1956年から1957年にかけてブリヂストン美術館・大原美術館他で開催された『巨匠ブールデル展』に全面出品協力する。