活動における重点テーマや目標
新人写真家発掘・育成・支援を目的とする公募プロジェクト写真新世紀。30年を総括する展覧会と30周年の軌跡を刻む記念本のお披露目として展覧会を巡回。各地域の写真ファンに応え、文化貢献を狙います。
活動の概要
キヤノンの文化支援プロジェクト写真新世紀は2021年に公募を終了しましたが、昨年10月東京都写真美術館、キヤノンギャラリーS(品川)の2会場で30年年記念展を開催しました。その公式図録が今年4月に完成。出版に合わせて、京都の写真フェスティバルKG+、せんだいメディアテークの2か所に巡回します。これまで応援してくださった写真愛好家の皆様、1,126名輩出した歴代受賞者の皆様、お世話になった審査員、関係者のみなさまへ感謝の気持ちを込めて、また少しでも多くの方に見ていただけるように西と東で展覧の機会を設けました。仙台は、東日本大震災後、復興元年から応援してきた地でもあり30年を締めくくります。
活動の特色
国内外で活躍する優秀な写真家(蜷川 実花、奥山由之など)を多数輩出し新人写真家の登竜門といわれるまでに成長。受賞作品展では多数の受賞者に、キヤノン大判インクジェットプリンターで制作支援を施す。また、プロジェクターを使った新しい写真の見せ方も提案。2015年度からは、カメラ機能の進化に併せて静止画・動画も公募対象にしオンライン審査ができるよう応募システムを開発、グローバル化も果たす。「写真新世紀展2021」では、作家支援を充実させ、写真集(キヤノンドリームラボ高解像度プリンターで12人分)を紹介。その1作家である山内悠氏は、その写真集がきっかけで本年度のKGに選出、同作品が青幻舎から出版された。