活動における重点テーマや目標
企業使命であるBeauty Innovations for a Better Worldの実現のため、創業より築いてきた企業文化を経営資産として、新たな社会価値を創造していくことを目標としている。
活動の概要
資生堂は1990年、企業文化をヒト、モノ、カネに次ぐ第四の経営資産として社内外に還流させ、価値創出や社会への提言を目的に企業文化部を設立。資生堂企業資料館、資生堂ギャラリー、資生堂アートハウス、S/PARK Museum等の文化施設運営のほか、企業文化誌『花椿』の発行、国内外での文化イベントの開催、メセナ活動や書籍刊行などの活動を展開。現在は「アート&ヘリテージマネジメント部」に改組し、ヘリテージの伝承により資生堂独自の価値創造力を向上させ、消費者の生活を美しく彩ることへ寄与。また資生堂ギャラリーで開催している「art egg」は若手作家の育成に貢献し新たな価値観を社会に発信している。
活動の特色
企業資料館では、企業資料の収集・研究・公開を通して、社員教育の他、化粧、広告文化の伝承に寄与し、資料のデジタルアーカイブ化にも取り組んでいる。資生堂ギャラリーは、新進作家による新たな表現や社会的テーマを扱う現代美術を紹介。他の企業ギャラリーとも連携し銀座の活性化を推進。資生堂アートハウスでは、資生堂の所蔵美術品を公開するとともに教育普及活動も積極的に行い地域文化に貢献している。企業文化誌の草分けである『花椿』は、ビューティー、ファッション、カルチャー等の情報をグローバルに提供。その他、文化イベントの開催や顕彰など、長きにわたり様々な活動を通して企業文化を活用した価値創造を行ってきた。