活動における重点テーマや目標
チャーム・ケア・コーポレーションは使命として掲げる「豊かで実りある高齢社会」実現のため、若手アーティスト支援を目的に首都圏・兵庫県の有料老人ホームで「アートギャラリーホーム事業」を展開している。
活動の概要
本活動を開始したのは2014年。作品募集によって選出・展示された作品は約1,100点、出品アーティストは約200人となる。募集の対象を卒業後10年以内の若手アーティストに限り、審査員による作品選考、表彰式および作品展を行い、作品発表の機会に恵まれない若い世代の実績の一助となってきた。また、これまで作品募集に参加した若手アーティストによる入居者向けアートプログラムを開催し、継続した支援に取り組んでいる。すべての企画・設置は介護資格を持つ社員と建築担当、担当学芸員が行っている。
活動の特色
この活動の特色は若手アーティストにただ賞を授けるだけではなくその先を支援していくことである。
若手アーティストのマーケットが圧倒的に小さい現代日本において、多くの作品を評価し、外部に発信していくことが芸術文化振興に繋がると考え、本事業を継続してきた。
介護企業ならではの視点を生かし、高齢者と若手アーティストの橋渡しをすることによる相乗効果で社会課題に取り組んでいる。
更に本年は所蔵作品とアーティストプロフィールが閲覧可能な専用ホームページを公開し、支援強化に努めている。
関連企業との連携、美術大学との産学共同プロジェクトも始動するなど、若手アーティストの更なる育成を支援していく。
