活動における重点テーマや目標
本企画が、美術館を普段利用しない人や行きにくいと感じる人にとって気軽に立ち寄るきっかけとなり、当館の活動内容の普及と、美術館という場所に対する心理的な抵抗感を和らげる機会となることを目指しています。
活動の概要
当館は常設展示室や多目的スペースがないため、企画展示室を最大限活用しています。これまで、当館の最大の特徴である建築(東京駅丸の内駅舎)をテーマに、建物の特徴を知る解説ツアー「レンガ・タッチ&トーク」や、参加して楽しみながら学ぶことのできるプログラムを開催してきました。2020年度は、教育普及活動として休館中の展示室を活用した講座シリーズ「東京駅で建築講座」の第3回として、その後に開催する「バウハウス」展にちなんだ内容の講座を開催します。
活動の特色
当館の建物から読み取る東京駅の歴史について解説する「レンガ・タッチ&トーク」では、作品鑑賞だけではない美術館の愉しみ方を提案、建物をテーマにした、東京駅にある美術館だから出来る内容としています。当館の設備上の制約から、休館中の展示室を活用した「東京駅で建築講座」は普段は展示で使っている趣のあるレンガ壁の展示室を会場とすることで、参加者に重要文化財の建物にある美術館における活動の意義を再認識していただく機会となっています。
